火照り(読み)ホテリ

デジタル大辞泉 「火照り」の意味・読み・例文・類語

ほ‐てり【火照り/熱り】

顔が熱くなること。また、怒りや恥のために顔の赤くなること。
夕焼けで空が赤くなること。
「山の端に―せぬ夜は室の浦に明日は日和と出づる船人」〈新撰六帖・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「火照り」の意味・読み・例文・類語

ほ‐てり【火照・熱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 熱くなること。熱気を帯びること。特に、怒りや恥ずかしさで顔や体が熱くなったり、のぼせて顔が赤くなったりすること。→おもほてり
    1. [初出の実例]「砂山のほてりにむせる小舟哉」(出典:俳諧・七番日記‐文化一四年(1817)五月)
  3. 夕やけで赤くなること。
    1. [初出の実例]「山の端にほてりせる夜は室の浦に明日は日和と出づる船人〈藤原家良〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)三)
  4. 大風の吹こうとするとき、沖の方の海面が赤く光ること。
    1. [初出の実例]「颶母(ホテリ)」(出典:俳諧・反故集(1696)下)

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