生鮮食品(読み)セイセンショクヒン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「生鮮食品」の意味・わかりやすい解説

生鮮食品
せいせんしょくひん

水分含量が多く,常温下で貯蔵性が悪く変敗しやすい食品をさす。青果物 (野菜果物) ,水産物畜産物を生鮮三品という。貯蔵性が悪いため,生産されたものをできるだけすみやかに消費する必要があり,通常,都市の中央卸売市場に集荷して,全量せり売りによって価格が決められる。そのため,生産物の豊凶や,天候による消費の変動により,価格が乱高下する傾向があり,価格安定の対策が望まれている。近年冷凍冷蔵技術が進歩し,水産物,畜産物についてはかなり長期の貯蔵もできるようになったが,そのためにかえって価格が人為的に操作される場合もみられる。

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世界大百科事典(旧版)内の生鮮食品の言及

【食品】より

…強化食品には米,押麦,小麦粉,食パン,ゆでめん,乾めん,即席めん,みそ,マーガリン,魚肉ハム,魚肉ソーセージなどがあり,特別用途食品には,低ナトリウム食品,低カロリー食品,低タンパク食品,無乳糖食品,アレルギー疾患用食品,糖尿病食調整用組合せ食品,肝臓病食調整用組合せ食品などがある。
[その他の分類による食品群]
 食品は加工の有無によって,生鮮食品,貯蔵食品,加工食品に分けられる。また,価値観をも含めて,〈健康食品〉〈自然食品〉といわれる一群の食品群もある。…

※「生鮮食品」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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