皇室に関する重要事項を議決する機関。首相ら計10人がメンバーで、皇位継承順位の変更や男性皇族の婚姻、天皇の国事行為を代行する摂政の設置などを審議する。今回の会議では、皇族議員の秋篠宮さまは天皇陛下の退位に伴い、事実上の皇太子である「
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皇室典範(1947公布)に基づいて設けられている,皇室関係事項を審議,議決するための機関。議員10人をもって組織され,皇族2人,衆議院および参議院の議長および副議長,内閣総理大臣,宮内庁長官ならびに最高裁判所長官およびその他の判事1人をもって充てることとされ,内閣総理大臣が議長となり,6人以上をもって定足数とする。審議事項は,(1)皇位継承の順序の変更,(2)摂政をおくべき場合の認定,(3)摂政となる順位の変更,(4)摂政の廃止については2/3以上の多数決によることとされている。また,(5)立后および皇族男子の婚姻に対する同意,(6)皇族がその身分を離れることに対する同意,(7)やむをえない特別の事情があるとき,皇族がその身分を離れることの決定等については過半数により決することとされている。なお,皇室会議は,皇室典範およびその他の法律に基づく権限のみを行うこととされている(37条)。
執筆者:八木 俊道
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皇室に関する重要事項を審議するために設けられる会議制の国の機関(皇室典範28条以下)。議員は10人で、皇族2人、衆・参両院の正・副議長、内閣総理大臣、宮内庁長官、最高裁判所長官、同判事1人からなる。皇族の議員は成年に達した皇族から選ばれ、最高裁判事の議員は最高裁長官以外の裁判官の互選による。内閣総理大臣が議長となり、定足数は6人。皇室会議に諮られる議題は、皇位継承の順序の変更、立后(天皇の配偶者決定)および皇族男子の婚姻、皇族身分の離脱、摂政(せっしょう)の設置など。
[池田政章]
(岩井克己 朝日新聞記者 / 2007年)
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