福士政一(読み)フクシ マサイチ

20世紀日本人名事典 「福士政一」の解説

福士 政一
フクシ マサイチ

明治〜昭和期の病理学者 日本医科大学名誉教授



生年
明治11(1878)年1月30日

没年
昭和31(1956)年6月3日

出生地
山口県豊浦郡

旧姓(旧名)
尾畑

別名
号=鼓山

学歴〔年〕
東京帝大医科大学医学科〔明治39年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正3年〕

経歴
明治39年東大病理学校室助手、山極勝三郎師事。仙台医学専門学校講師、43年ベルリン大学病理学校室助手、大正3年金沢医学専門学校教授、5年日本医学専門学校を経て、日本医科大学教授。昭和2年欧米視察、16年退職、名誉教授。この間東大医学部講師、三井慈善病院病理部長、日本歯科医学専門学校教授、東洋女子歯科医学専門学校教授などを兼任。日本病理学会幹事、会長、全国大学教授連盟理事、著書に「近世臨床血液病学」「文身」などがある。奇術馬術、日本画に趣味。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「福士政一」の解説

福士政一 ふくし-まさいち

1878-1956 明治-昭和時代の病理学者。
明治11年1月30日生まれ。ドイツ留学後,大正3年金沢医専(現金沢大)教授。のち日本医大教授。梅毒性大動脈炎,甲状腺の病理などを研究。文身(いれずみ)の研究でも知られた。日本病理学会会長。昭和31年6月3日死去。78歳。山口県出身。東京帝大卒。旧姓は尾畑。号は鼓山。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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