総決算(読み)ソウケッサン

精選版 日本国語大辞典 「総決算」の意味・読み・例文・類語

そう‐けっさん【総決算】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 収入、支出の一切の決算。
    1. [初出の実例]「総決算を為す一便益の方法を設けたり」(出典:銀行小言(1885)〈富田鉄之助〉下)
    2. 「商売初めの総決算を済ましたツモリでゐたが」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉銀座繁昌記)
  3. 旧制で、総予算に定めた歳入・歳出が正当に行なわれたかどうかを検査するため、総予算と同一の方式を用い、大蔵大臣が調製して、会計検査院の検査・確定を経、国会に提出した決算。〔会計法(明治二二年)(1889)〕
  4. 物事のしめくくりをすること。始末をつけること。
    1. [初出の実例]「今のうちに伝説の総決算をして、〈略〉民族の体面を恥かしめぬだけのものを遺して行くことが肝腎である」(出典:江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉自序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む