車両に搭載したカメラやセンサー、衛星利用測位システム(GPS)などで位置や周囲の状況を把握し、運転手に代わって自動で操作する機能。自動化のレベルは、アクセルやブレーキ操作を支援する「1」から、全ての操作が自動で人の対応が不要になる「5」まで5段階。2023年4月の改正道交法施行で、特定条件下で運転手が不要となる「4」が解禁された。政府は25年度をめどに「4」相当の自動運転移動サービスを全国50カ所まで広げる目標を掲げている。
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自動車の運転を自動的に行うこと。日本の自動運転レベルの定義は、SAE Internationalが発行しているJ3016という文書で定義されているものをそのまま採用している。
レベル0 ドライバーがすべてを操作
レベル1 【運転支援】システムがステアリング操作、加減速のどちらかをサポート
レベル2 【運転支援】システムがステアリング操作、加減速のどちらもサポート
レベル3 【自動運転】特定の場所でシステムがすべてを操作、緊急時はドライバーが操作
レベル4 【自動運転】特定の場所でシステムがすべてを操作
レベル5 【完全自動運転】場所の限定なくシステムがすべてを操作
ここでの規定はハンドル、アクセル、ブレーキ、灯火類の操作が基本となっているが、運転にはより上位の認知機能が必要である。たとえば、信号、交通標識などを認識したり、他車の意図の推定などを通して自車の速度も設定しなければならない。さらに上位にはルート、車線等の選定が必要であるし、最上位には目的地の設定がある。
[中島秀之 2019年8月20日]
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