…彫刻家。碌山と号す。長野県穂高町に生まれる。井口喜源治のキリスト教思想に基づく研成義塾に参加する。相馬愛蔵に嫁いだ黒光夫人に啓発され,1899年画家を志して上京,不同舎に学んだが,1901年アメリカに留学,アート・スチューデンツ・リーグなどで学び,戸張孤雁を知る。03年フランスに渡り,アカデミー・ジュリアンでJ.P.ローランスに師事し,主としてデッサンを学んだ。翌年のサロンでロダンの《考える人》を見て衝撃をうけ,彫刻家に転向。…
※「荻原碌山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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