薬価(読み)ヤッカ

デジタル大辞泉 「薬価」の意味・読み・例文・類語

やっ‐か〔ヤク‐〕【薬価】

薬の値段医師が処方する薬の費用を計算する基準となる、国が決めた医薬品公定価格のこと。原則として2年に一度改定される。「薬価基準」
医者薬局に支払う薬の代金。また、治療費。薬代

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共同通信ニュース用語解説 「薬価」の解説

薬価

公的医療保険が適用される医薬品の公定価格。患者が原則1~3割を医療機関や薬局に支払い、残りは税金保険料で賄う。医療機関などが卸売業者から仕入れる際の市場価格は、販売競争で薬価より安くなるのが一般的。原則2年に1度、実勢価格を調査し、それに合わせて薬価を引き下げて価格差を解消している。政府は昨年末に財務相、厚生労働相ら4閣僚が合意して、薬価制度改革に向けた基本方針策定。2017年中に具体策をまとめるとしていた。

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精選版 日本国語大辞典 「薬価」の意味・読み・例文・類語

やっ‐かヤク‥【薬価】

  1. 〘 名詞 〙 薬の値段。薬の代価。薬代。
    1. [初出の実例]「薬価から、種々の滋養物から、通院(かよひ)車賃から」(出典魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐魏十四侍御就敝廬相別詩〕

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普及版 字通 「薬価」の読み・字形・画数・意味

【薬価】やくか

薬代。

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