藤原興風(読み)ふじわらの おきかぜ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原興風」の解説

藤原興風 ふじわらの-おきかぜ

?-? 平安時代前期-中期官吏,歌人
京家藤原浜成の曾孫延喜(えんぎ)14年(914)下総権大掾(しもうさのごんのだいじょう)。正六位上にいたる。三十六歌仙のひとりで,宇多天皇のときの有力歌人。歌は「古今和歌集以下勅撰集に38首はいっている。管弦もよくした。家集に「興風集」。
格言など】誰をかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに(「小倉百人一首」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android