蝶理(読み)ちょうり

百科事典マイペディア 「蝶理」の意味・わかりやすい解説

蝶理[株]【ちょうり】

繊維商社の老舗。1861年大橋理左衛門が京都西陣で生糸問屋を開業。1948年蝶理として設立戦前戦後の事業活動を通じて繊維業界の主導的地位確立する一方,1960年代以降は化学品,機械建材,食品分野に進出して事業多角化を推進した。1990年代のバブル不況で痛手負い旭化成工業(現旭化成)と東レの支援下で再建中。本社大阪。2011年資本金68億円,2011年3月期売上高2220億円。売上構成(%)は,繊維47,化学品30,機械22。海外売上比率50%。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蝶理」の意味・わかりやすい解説

蝶理
ちょうり

老舗の繊維商社。創業は文久元 (1861) 年で,生糸問屋大橋商店に始る。第2次世界大戦前の合名会社蝶理商店の時代に化学繊維専門商社としての基礎を確立。 1943年蝶理に改称,48年株式会社に改組し,設立。 50年に蝶理生糸を合併,56年から合成樹脂などの化学品を取扱い,翌 57年に海外法人蝶理ニューヨークを設立。化学・合成繊維を中心に機械・プラント,化学品,物資の4部門を扱う。旭化成および東レの支援を受けて再建中。売上構成比は,繊維 56%,化学品 34%,機械・諸物資ほか 10%。年間売上高 5567億 700万円 (連結。貿易比率 33%) ,資本金 154億 2600万円,従業員数 1126名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「蝶理」の解説

蝶理

正式社名「蝶理株式会社」。英文社名「CHORI CO., LTD.」。卸売業。昭和23年(1948)設立。大阪本社は大阪市中央区淡路町。東京本社は東京都中央区日本橋堀留町。東レ子会社の繊維専門商社。前身は文久元年(1861)創業の生糸問屋。衣料や自動車内装材などを扱う繊維事業が主力。医薬原料・食品添加物などの化学品事業も展開。東京証券取引所第1部上場。証券コード8014。

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