解雇規制(読み)カイコキセイ

デジタル大辞泉 「解雇規制」の意味・読み・例文・類語

かいこ‐きせい【解雇規制】

使用者雇用主)が労働者を自由に解雇することを制限する法的規則労働契約法において、解雇は、客観的に合理的な理由がなく、社会通念上相当と認められない場合、使用者が権利を乱用したものとして無効とする、と規定している。

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共同通信ニュース用語解説 「解雇規制」の解説

解雇規制

労働契約が終了する場合、労働者の意思によるものを退職、使用者の意思によるものを解雇と呼ぶ。使用者に比べ労働者の立場が弱いことから、労働契約法や判例の積み重ねで解雇規制ルールが形成されてきた。労働契約法は客観的に合理的な理由がない解雇を無効と定める。経営悪化による「整理解雇」の場合、労働者側に責任がないとして、規制はより厳しい。企業の経営状態からみて人員整理の必要性があるか、配転出向といった解雇の回避努力を行っているかどうか―などの4要件を満たすことが求められる。

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