贈賄(読み)ゾウワイ

デジタル大辞泉 「贈賄」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐わい【贈賄】

[名](スル)賄賂わいろをおくること。⇔収賄
[類語]裏金賄賂まいない袖の下鼻薬リベートコミッション収賄実弾

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精選版 日本国語大辞典 「贈賄」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐わい【贈賄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 贈物をすること。また、その贈物。
    1. [初出の実例]「本邦古より棘鬣魚(たい)を第一品と為す。高筵寿席、必ず用ひ、人事の贈賄、必用ゆ」(出典江戸繁昌記(1832‐36)初)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐僖公三三年〕
  3. 賄賂(わいろ)を贈ること。また、その賄賂。まいない。⇔収賄(しゅうわい)。〔広益熟字典(1874)〕

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普及版 字通 「贈賄」の読み・字形・画数・意味

【贈賄】ぞうわい

わいろ。古くは、礼物として贈ることをいう。〔左伝、昭五年〕宴に好り、(そん)(食事)に陪鼎(ばいてい)(二の膳)り、入るに郊勞(出迎え)り、出づるに賄(餞別り。禮の至りなり。

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