都民ファーストの会(読み)トミンファーストノカイ

デジタル大辞泉 「都民ファーストの会」の意味・読み・例文・類語

とみんファースト‐の‐かい〔‐クワイ〕【都民ファーストの会】

東京都地盤とする地域政党。平成28年(2016)の都知事選に勝利した小池百合子の都議会与党として、非自民の保守系議員らにより平成29年(2017)に結党7月都議選で圧勝した。

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共同通信ニュース用語解説 「都民ファーストの会」の解説

都民ファーストの会

小池百合子知事の政治塾を運営するため、小池氏を支援する都議らが昨年9月に設立した政治団体代表は現在、小池氏が都の政務担当特別秘書に任命した野田数のだ・かずさ氏が務めている。今年1月23日に都議選の第1次公認候補として都議ら4人を擁立すると発表し、地域政党として活動していく考えを示した。小池氏自身は都政課題に取り組むとして、会の役職には就いていない。

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知恵蔵 「都民ファーストの会」の解説

都民ファーストの会

小池百合子・東京都知事の政治塾「希望の塾」を運営する政治団体。2016年9月に、都選挙管理委員会に設立を届け出た。また、17年1月には地域政党として活動を開始し、7月に行われる東京都議選(定数127)の候補者擁立に向けて公認候補を順次発表している。会の代表は知事の特別秘書を務める野田数・元都議で、当初は役職に就いていなかった小池知事は4月に特別顧問に就任した。
都民ファーストの会は、16年7月の都知事選で小池知事誕生を支えた豊島区議らを中心に発足し、小池知事が都政改革勢力を結集していく基盤となっている。小池知事が「東京大改革の理念に賛同し、政治を学びたい方」を募集して10月に開講した政治塾には、約6000人の応募があり、約4000人が塾生となった。都民ファーストの会は、都議選に擁立する候補者の多くを塾生の中から選抜する方針を示し、17年1月に実施した都議選の候補者選抜の筆記試験を受験した約1600人の塾生を対象に試験や面接で絞り込みを進め、5月19日までに計45人を公認している。

(原田英美 ライター/2017年)

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