野村證券(読み)のむらしょうけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「野村證券」の意味・わかりやすい解説

野村證券
のむらしょうけん

最大手の証券会社。 1925年大阪野村銀行 (→大和銀行 ) の証券部が分離独立し設立。翌 1926年証券業務を開始すると同時に調査活動に力を入れ『財界研究』を創刊,その後『財界観測』に引き継がれた。 1944年第一証券,久保田証券を合併。第2次世界大戦後証券民主化によって業務を拡大,成長。 1965年以降は国際的証券会社へと飛躍した活動を展開。また多角化を進め,野村不動産,野村総合研究所など不動産,調査活動部門で関係会社を多くもつ。 1998年日本興業銀行との間に,金融新商品の開発と資産運用・管理事業に関する業務を共同で行なう業務提携を締結。 2001年 10持株会社「野村ホールディングス」を設立。これに伴い,野村證券はグループの証券子会社となった。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「野村證券」の解説

野村證券

正式社名「野村證券株式会社」。英文社名「Nomura Securities Co., Ltd.」。証券業。平成13年(2001)旧野村證券の持株会社化にともない設立。本社は東京都中央区日本橋。野村ホールディングス傘下の証券会社。国内証券最大手。

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