江戸時代の類書(百科事典)。日本文物の類書中最初の、形式・内容ともに充実したものである。編者は山岡浚明(まつあけ)。彼は博学で有名であったが、若いときから国書を広く読み、その抄をつくって整理していた。しかし、先輩の老人に、抄出しても急場に役だたぬから暗記せよと諭され、その教えに従って破り捨てたものの、記憶には限界と誤りがあると覚(さと)って、この編集にかかったという。そのため、基本的図書は破棄されたままに脱している。現存の342巻を精査すると、天文、時令、神祇(じんぎ)、地理など32類と抜き書きの部に分かたれている。各項目は総説と考証、文献からなり、その考証の行き届いて合理的なことは類をみない。後年、屋代弘賢(やしろひろかた)は『古今要覧稿(ここんようらんこう)』を編集するにあたり、この書の形式内容をとったという。
[彌吉光長]
発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...
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