世界大百科事典（旧版）内のsynchrocyclotronの言及
【サイクロトロン】より
…粒子の速度が大きく，相対論的効果が無視できないエネルギー領域(陽子では約2×107eV以上)では，粒子の質量の増加によって回転周期と高周波電場の周期が一致しなくなり，この加速原理は有効性を失う。この制限を取り除き，さらに高エネルギーに加速する装置として，高周波の周波数を変化させて粒子の回転周期と同期させるシンクロサイクロトロンsynchrocyclotron，磁場の分布に円周方向の変化をもたせたAVF(azimuthally varying fieldの略)サイクロトロンAVF cyclotronがある。加速器【木村 嘉孝】。…
※「synchrocyclotron」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」