《福翁百話》(読み)ふくおうひゃくわ

世界大百科事典(旧版)内の《福翁百話》の言及

【福沢諭吉】より

…その結果,初期議会における寡頭制政府と民党との抗争激化に直面して,彼の論評は,責任内閣論にもとづく原理的な論評より民党操作の戦術論に傾き,日清戦争中の城内平和の提唱にいたった。こうして彼は《福翁自伝》(1897)に日清戦争の勝利を目のあたりにした満足感を表しているが,これに前後する《福翁百話》(1897)その他の文章には,日本における資本主義や議会政治の前途についての不安がもらされていることも見逃せない。【松沢 弘陽】 福沢はまた日本の保険事業の歴史上大きな貢献をした。…

※「《福翁百話》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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