うつそみ

精選版 日本国語大辞典 「うつそみ」の意味・読み・例文・類語

うつそみ

〘名〙
① =うつせみ(空蝉)(一)(一)①
万葉(8C後)二・二一三「宇都曾臣(ウツソみ)と 思ひし時に 携(たづさ)はり わが二人見し 出で立ち百枝(ももえ)(つき)の木」
② =うつせみ(空蝉)(一)(一)②
※万葉(8C後)二・一六五「宇都曾見(ウツソみ)の人なる吾や明日よりは二上山を弟(いろせ)と吾が見む」
左千夫歌集(1920)〈伊藤左千夫〉明治三九年「下界(ウツソミ)の人の子われはゆくゆくと見る花ごとに折らまくするかも」
[語誌]→「うつせみ」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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