うどんげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「うどんげ」の意味・わかりやすい解説

うどんげ
うどんげ / 優曇華

昆虫綱脈翅(みゃくし)目クサカゲロウ科の昆虫の卵をいう。クサカゲロウの成虫は、人家付近の樹木に卵を産み付けるが、灯火によく飛んでくるので、室内の器物にも産卵することがある。卵は、分泌物でつくられたテグス糸状の、15ミリメートルほどの直立した柄(え)の上についており、普通十数本が1か所にまとめて産み付けられる。これが、ちょうど花が咲いたようにみえることから、仏教でいう3000年に一度咲くといわれる優曇華の花になぞらえて吉兆のしるしとした。古くは、箏(そう)の花とか琴花(きんか)とよんだこともある。

[山崎柄根]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「うどんげ」の意味・わかりやすい解説

うどんげ

クサカゲロウ」のページをご覧ください。

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