えぶりこ

精選版 日本国語大辞典 「えぶりこ」の意味・読み・例文・類語

えぶりこ【恵布里古】

〘名〙 (「恵布里古」はあて字) サルノコシカケ科のきのこ。各地のカラマツ老木の幹に寄生し、モミ属マツ属枯れ木に着生する。径約一五センチメートルのつりがね形。片側で付着し、やや下方に向かって生長する。白色または灰黄色で質はややもろく、肉は純白で裏面に多くの穴がある。乾くと石綿状となり、苦味が強く民間薬の健胃剤、制汗剤とされる。とうぼし。〔和漢三才図会(1712)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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