かいかい(くわいくわい)

普及版 字通 の解説

】かいかい(くわいくわい)

水のめぐるさま。唐・孟郊〔盧殷を弔す、十首、三〕詩 世、くこと閃閃たり 波、深きことたり 歌(かいか)(歌)一たび以(すで)に去り (かう)(墓)閉ぢて復(ま)た開かず

字通」の項目を見る

】かいかい(くわいくわい)

ものがわからぬ。無知なさま。宋・軾〔米元章に与ふる書、二十八首、二十一〕兒子何れの處に於てか、寶の賦を得たり。此(かく)の如きの賦、當に古人ぐべし。今世を論ぜざるなり。天下豈に常に我が輩なるが如くならんや。 

字通「」の項目を見る

】かいかい(くわいくわい)

みだれる。心がくらい。〔荘子、大宗師〕彼惡(いづく)んぞ能く然として、世俗の禮を爲し、以て衆人耳目(しめ)さんや。

字通「」の項目を見る

】かいかい(くわいくわい)

大きくて余裕のあるさま。〔老子、七十三〕天にして漏らさず。

字通「」の項目を見る

】かいかい(くわいくわい)

鳥の羽音。〔詩、大雅巻阿〕鳳皇于(ここ)に飛ぶ たる其の

字通「」の項目を見る

】かいかい(くわいくわい)

鈴の音。〔詩、小雅庭燎君子至る 鸞聲(らんせい)(車につけた鸞鈴たり

字通「」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android