かたひし

精選版 日本国語大辞典 「かたひし」の意味・読み・例文・類語

かた‐ひし

〘名〙 一方の端。片端。「から」「に」などを伴って、「はしから次々と、手当たり次第に」の意を表わす。
浮世草子傾城色三味線(1701)京「近所はいひ合しやうに、将棋だをれと云ものにかたひしにたおるる事」
※浮世草子・鬼一法眼虎の巻(1733)三「其笑ふ顔共(かおども)を、かたひしから張砕いて退けんと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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