デジタル大辞泉
「ぎっくり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ぎっくり
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 角立ったもの、物の
節目などが、こすれてたてる音を表わす語。
※雑俳・銀土器(1716‐36)「音ぐ
きり・ぎっ
くりといふたと白い膝を出し」
※続無名抄(1680)下「世話字尽〈略〉及曲輪(ギックリ)」
※
人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初「口にはいへど心にぎっくり」
③ 歌舞伎などで、はったとにらむさまを表わす語。
※歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)四立「六部、上
(かみ)の方に
横向きの
見得。下
(しも)の方に順礼手を組でぎっくりと思入」
[2] 〘名〙
歌舞伎役者のする見え。→(一)③。
※
洒落本・船頭深話(1802)二「わる見へのぎっくりなどをするくせあり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報