デジタル大辞泉 「けれども」の意味・読み・例文・類語
けれども[接]
[類語]だが・ところが・しかし・が・けれど・それでも・でも・しかしながら・然るに・だけど・だって・されど・然れども・もっとも・さりとて・それなのに・そのくせ・言い条・かと言って・とは言え・とは言うものの・にもかかわらず
けれども[接助・終助]
1 確定の逆接条件を表し、内容の矛盾する事柄を対比的に結びつける意を表す。「言うことはりっぱだ
2 ある事実を前置きとして述べ、本題に結びつける意を表す。「経験から言うんだ
3 二つの事柄を単に結びつける意を表す。「野球番組も好きだ
[終助]活用語の終止形に付く。
1 言い切りを避け、婉曲に表現する気持ちを表す。「あすなら行けるんです
2 不安に思ったり、なかばあきらめたりしながらも、事柄の実現などを願う気持ちを表す。「このままお天気が続くといいんです
[補説]「けれども」は中世末、形容詞活用の已然形語尾に接続助詞「ども」が付いてできたもの。近世前期になると、くだけた感じを伴う「けれど」「けど」が生じ、後期には、「けども」が成立した。