ささぼさつ

精選版 日本国語大辞典 「ささぼさつ」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ぼさつ【菩薩】

〘名〙 仏書などの書写の時に、「菩薩」と記すかわりに、その二字草冠(くさかんむり)を合わせて、略字として用いる「」の字。片仮名のサの字を二つ合わせたように見えるところからいう。
俳諧・続一夜松前集(1785)浅艸梅若氏興行「筆にすさむササ菩薩まで法(のり)の秋〈眉充〉 衣もぬらさず越る河の瀬〈几董〉」

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