デジタル大辞泉
「二つ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ふた‐つ【二つ】
① 数の名。二。
(イ) 二個。ふう。
※
書紀(720)大化五年三月・
歌謡「
山川に
鴛鴦(をし)賦
都
(フタツ)居てたぐひよくたぐへる妹を誰か率にけむ」
(ロ)
両方。双方。一つならず二つ、という意味合いで用いる。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「見捨ててゆかむも、哀にうしろめたく、覚ゆることのふたつなければ」
② 二番め。第二。
※
古今(905‐914)
仮名序「ひとつには、そへうた〈略〉ふたつには、かぞへうた」
③ 年齢で、二歳。
※
源氏(1001‐14頃)
手習「ここに侍人の子の二ばかりにはべしを」
[2] 〘副〙 ふたたび。かさねて。もう一度。
※
大鏡(12C前)三「又ふたつこと人みるといふことは、あるべきにもあらず」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報