さて置き(読み)さておき

精選版 日本国語大辞典 「さて置き」の意味・読み・例文・類語

さて 置(お)

一つ事態目下関心の外に置くこと。→さて置く
① (名詞的に用いる) ある事を当面問題外とすること。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文一一「しゃれは扨(サテ)おきとして商どん名所見物のはなしはどうだ」
② (接続詞的に用いる) 話題を転換するのに用いる。それはともかくとして。それはそれとして。それはさておき。
婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「休題(サテオキ)南町の桐楊塾は〈略〉更に憚る処がないから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android