ざっくり(読み)ザックリ

デジタル大辞泉 「ざっくり」の意味・読み・例文・類語

ざっくり

[副](スル)
1 力を込めて一気に切ったり割ったりするさま。大きく切れ目を入れるさま。「キャベツをざっくり(と)切る」「布地にざっくり(と)はさみを入れる」
2 深くえぐれたり、大きく割れたりするさま。「ざっくり(と)割れたスイカ」
3 大ざっぱなさま。全体を大きくとらえるさま。おおまかに。「取りあえずざっくりとしたところだけでも決めておこう」「ざっくりとした話し合い」「要旨をざっくりととらえる」
4 金・米・砂などを、大量に、また、無造作につかんだりすくったりするさま。「砂利をざっくり(と)すくう」
「紙入の中を―と掴んだ」〈鏡花・婦系図〉
5 上着などを無造作に着るさま。「ざっくり(と)着こなす」
6 編み物などの、編み目や手ざわりなどが粗く厚みを感じるさま。「ざっくり(と)したセーター」
[類語](1)ちょきちょき・ちょきり・ちょきん・ざくり・ばっさり・ちょん・じょきじょき・ざくざく・すっぱり・さくさく・ざく・ふっつり・ぷつん・ぷっつり・ぶっつり・ぷつり・さっくり/(3)約・大ざっぱ・大づかみ・アバウト・大方・粗方あらかた・あらまし・おおよそ・およそ・ほぼ・たいがい・だいたい・たいてい・おおむね・概して・一概に・総体・おしなべて・総じて・なべて・ざっと・大約・大略・胸算用・懐勘定・見積もり・目算・推算・概要・九分九厘・粗い・粗っぽい・粗削り・粗放・粗略・粗雑・粗笨そほん・雑・おおまか・丼どんぶり勘定・ラフ・粗らか・概略・大要・一体・大筋・梗概・大部分・目分量

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精選版 日本国語大辞典 「ざっくり」の意味・読み・例文・類語

ざっくり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. ① 大胆に物を切ったり、割ったり、突き刺したりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「まんなかからざっくりとふたつにわる」(出典:虎明本狂言・連歌毘沙門(室町末‐近世初))
  3. ② 切り口や割れ目などが深くえぐられたり、割れたりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ざっくりひどい傷口があった方が」(出典:月暈(1953)〈島尾敏雄〉)
  4. ③ 金や米、小石などをつかんだり、踏んだりしたときに、それらの触れ合う音を表わす語。また、金銭などの量の多いさまにもいう。
    1. [初出の実例]「ざっくりとつかんだ所を母おさへ」(出典:雑俳・柳多留‐二〇(1785))
  5. ④ 衣服などを無造作に着ているさまをいう語。
    1. [初出の実例]「ざっくり女房着の儘の春」(出典:雑俳・折句袋(1779))
  6. ⑤ 布地などの手ざわりや織り方、編み方が粗くて厚みの感じられるさまをいう語。
    1. [初出の実例]「寝台掛布(ベッドカバー)は淡黄のざっくり編んだやうな織物である」(出典:或殺人(1962)〈森茉莉〉)

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