デジタル大辞泉 「しか」の意味・読み・例文・類語
しか[係助・終助]
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[補説]近世以降用いられ、限定の助詞に付けて「きりしか」「だけしか」「ほかしか」「よりしか」の形で、「しか」を強めていう場合もある。
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「まそ鏡見―と思ふ
[補説]過去の助動詞「き」の已然形からとか、あるいは連体形「し」に終助詞「か」が付いてできたものとかいわれる。上代では「か」は清音であったが、後世「しが」になった。「しか」だけで用いられることはまれで、多くは「てしか」「にしか」の形で用いられた。
( 1 )すでに上代においても動詞連用形に直接付く例は限られ、助動詞「つ」の連用形「て」に付いた「てしか」の例が多い。中古には、「しか」が付く場合にも、助動詞「つ」「ぬ」が使い分けられて、「にしか」の例も生じる。
( 2 )語形については、中世以後も「古今訓点抄」などに「てしか」と清音に読んだ例が知られるが、近世以降、一般には「てしが」「にしが」と「か」は濁る形で読まれている。
まれに打消の語を伴わない例もある。「日本の下層社会〈横山源之助〉日本の社会運動」に「明治二十五年は僅に大約九百九十七万七千貫しかの産出にして」など。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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