しゅん

精選版 日本国語大辞典 「しゅん」の意味・読み・例文・類語

しゅん

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 元気をなくし、しょげてしまうさまを表わす語。
記念碑(1955)〈堀田善衛〉「海軍艦隊をなくして、しゅん、としている」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「しゅん」の意味・読み・例文・類語

しゅん

[副]しょげかえって声も出ないさま。元気をなくして沈んでいるさま。「こっぴどくしかられてしゅんとなる」
[類語]しょんぼりぽつねんと悄然意気消沈しおしおすごすごしょぼしょぼしょぼくれるしょぼたれるしょぼんと意気阻喪落胆がっかりがっくりげっそり失望絶望失意幻滅脱力虚脱・失墜感・気落ち気抜け拍子抜け力抜け腑抜け力落とし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「しゅん」の意味・わかりやすい解説

しゅん
しゅん / 旬

魚貝類、野菜類キノコ類海藻などの味が最高潮で、数量も多く出回るときのものを「しゅん」という。しゅんは、夏のアユ、冬のマグロというように、ものによってそれぞれの時期がある。カツオのような回遊魚鹿児島では1月、伊豆・相模(さがみ)では初夏ころとなる。キノコ類は秋にしゅんのものが多い。海のカキは冬にしゅんとなるものが大半であるが、北陸方面の海には種類の違うものがあって、夏ガキを賞味できる。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android