デジタル大辞泉
「絶望」の意味・読み・例文・類語
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ぜつ‐ぼう ‥バウ【絶望】
〘名〙 希望や期待がまったく失われること。望みがなくなること。望みを捨ててあきらめること。失望。〔漢語字類(1869)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「絶望」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
絶望
ぜつぼう
despair
一般にはある不在の善を獲得し,あるいは現存する悪を排除する可能性がまったくなくなった場合の精神状態。キルケゴールは,その著『死にいたる病』で,これを哲学的,神学的に分析し,神によって措定された自己自身への関係が平衡を失することを絶望とみなし,これを克服するものが信仰であるとした。キルケゴールの思想はカミュ,サルトルらに大きな影響を与え,カミュは絶望のうちにとどまり,それを糧として生きることこそ実存的な人間の生き方であるとした。
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