じもの(読み)ジモノ

デジタル大辞泉 「じもの」の意味・読み・例文・類語

じ‐もの

[接尾]《形容詞語尾「じ」+名詞「もの」から》名詞に付いて、…のようなもの(として)、…であるもの(として)などの意を表す。連用修飾句として用いられることが多い。
「鳥―朝立ちいまして」〈・二一〇〉
「犬―道に伏してや命過ぎなむ」〈・八八六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「じもの」の意味・読み・例文・類語

じ‐もの

〘接尾〙 (形容詞語尾「じ」に形式名詞「もの」が付いたもの) 名詞に付いて、…のようなもの、…であるも(として)の意で、比喩的にいう。連用修飾句を作ることが多い。
書紀(720)武烈即位前・歌謡「あをによし 奈良峡間(はさま)に 獣(しし)弐暮能(ジモノ) 水漬(みづ)く辺隠(へごも)り 水(みな)そそく 鮪(しび)若子(わくご)を 漁(あさ)り出(づ)な猪(ゐ)の子」

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