たじたじ(読み)タジタジ

デジタル大辞泉 「たじたじ」の意味・読み・例文・類語

たじ‐たじ〔たぢたぢ〕

[副]
困難に直面したり、相手の力に圧倒されたりしてひるむさま。「鋭い質問にたじたじとなる」
足もとがおぼつかないさま。よろよろ。
「突かれて孝助―と石へつまずき」〈円朝怪談牡丹灯籠
[類語]尻込みひるむたじろぐ怖気付く怖ける怖じるびびるびくつく鼻白む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たじたじ」の意味・読み・例文・類語

たじ‐たじ たぢたぢ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 足もとが定まらないでよろめき歩くさまを表わす語。よろよろ。
※報恩録(1474)下「尿屎散て、たぢたぢと立た孩児走よ」
② 困難に直面したり、相手に威圧されたりして、後退するさま、くじけてひるむさまを表わす語。
社会百面相(1902)〈内田魯庵電影「其勢に辟易してたぢたぢと引退った」

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