怯む(読み)ヒルム

デジタル大辞泉 「怯む」の意味・読み・例文・類語

ひる・む【×怯む】

[動マ五(四)]
おじけづいてしりごみする。気後れする。「相手剣幕に―・む」
手足がなえる。しびれる。
「心痛く背悶いたむで骨―・み」〈大慈恩寺三蔵法師伝院政期点・九〉
[類語]しりごみたじろぐたじたじ怖気付く怖ける怖じるびびるびくつく鼻白む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「怯む」の意味・読み・例文・類語

ひる・む【怯・痿】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. しびれる。麻痺する。なえる。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
  3. 気力がくじける。恐れて勢いが弱る。おじける。萎縮する。
    1. [初出の実例]「人其の辺りを踏むに心驚き身比留む事荊の差すが如し」(出典:観智院本三宝絵(984)上)

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