だてら(読み)ダテラ

デジタル大辞泉 「だてら」の意味・読み・例文・類語

だて‐ら

[接尾]接尾語「だて」+状態を表す接尾語「ら」》(多く「だてらに」の形で)性別身分立場などを表す語に付いて、それらの性や身分・立場などにふさわしくない、不相応の意を表す。「女だてらに」「法師だてら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だてら」の意味・読み・例文・類語

だて‐ら

  1. 〘 接尾語 〙 身分や立場を表わす名詞に付き、その人のふるまいなどが、その身分や性質階層などにふさわしくない意、不相応の意を表わす。現代では多く「に」を伴って用いる。
    1. [初出の実例]「年寄たてら百足の露〈素玄〉 一町をわがままにして一躍〈定祐〉」(出典:俳諧・宗因七百韵(1677))
    2. 「此母が年甲斐もなく親だてらにいらぬお世話を焼いて」(出典:野菊の墓(1906)〈伊藤左千夫〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android