つうと(読み)ツウト

デジタル大辞泉 「つうと」の意味・読み・例文・類語

つう‐と

[副]物事が音も立てずに滑らかに進んでいくさま。つうっと。つっと。
「つい―立ってにやるものを」〈逍遥桐一葉
[類語]ついとがばとがばっとむっくとむっくりむくりすっくしゃんとしゃっきりすいとつとすっとさっとぱっと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「つうと」の意味・読み・例文・類語

つう‐と

〘副〙
狂言記三本柱(1730)「何かの事は入まひ、つふとうちへもちこめ」
動作が突然、またはすばやく行なわれるさまを表わす語。ついと。
※桐一葉(1894‐95)〈坪内逍遙〉一「でも何ぞいはうとすると、ついつうと立って去にやるものを」
③ =つんと
※くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉二「女のくせに、ツーと澄して」

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