どろり(読み)ドロリ

デジタル大辞泉 「どろり」の意味・読み・例文・類語

どろり

[副]液体が濃くて粘りけの強いさま。「ペンキどろりと流れ出る」
[類語]粘っこい粘る粘つく粘りつくべたつくべとつくどろどろとろとろにちゃにちゃねっとりねばねばべたべたべとべとねとねとねちねち粘り粘り気粘性

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どろり」の意味・読み・例文・類語

どろり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 濁った物が、とろけてやわらかくなっているさまを表わす語。「とろり」に比べて、濁っていて重く、時にはけがれたような感じを表わす。
※両足院本山谷抄(1500頃)九「牡丹時分は軽寒軽暖でどろりとして」
② 転じて、雰囲気気持態度などのだらけたさまをいう。
日葡辞書(1603‐04)「Dororito(ドロリト) ナッタ〈訳〉比喩としてきりりとしていず無気力な人についていう」

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