にちゃにちゃ(読み)ニチャニチャ

デジタル大辞泉 「にちゃにちゃ」の意味・読み・例文・類語

にちゃ‐にちゃ

[副](スル)
物がねばねばしてくっつくさま。また、その音を表す語。「もちにちゃにちゃと歯につく」
ねばりつくようで不快なさま。
「疑い深い―した口調で」〈谷崎・卍〉
[類語]粘っこい粘る粘つく粘りつくべたつくべとつくどろどろとろとろどろりねっとりねばねばべたべたべとべとねとねとねちねち粘り粘り気粘性

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「にちゃにちゃ」の意味・読み・例文・類語

にちゃ‐にちゃ

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
唾液(だえき)まじりの音をたててかんだり食べたりするさまを表わす語。
※雑俳・柳多留‐三五(1806)「目見へ下女飯をにちゃにちゃしあんする」
② ねばりけのあるものが気味悪くくっつくさま、また、そのようにしつっこいさまを表わす語。ねちゃねちゃ。〔和訓栞(1777‐1862)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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