ふしだら(読み)フシダラ

デジタル大辞泉 「ふしだら」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しだら

[名・形動]
けじめがなく、だらしないこと。また、そのさま。「生活ふしだらになる」
品行が悪いこと。身持ちが悪いこと。また、そのさま。「ふしだら関係になる」
[補説]「しだら」は、音楽での手拍子とする説や、自堕落じだらくの音変化とする説などがある。
[類語](1便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらのらくらだらだらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろちんたら無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らし自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみのろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかるもさくさもさっともさもさのそりのさのさのそのそとぼとぼのこのこのっそりそろそろゆっくりのろまのっしのっしのしのし遅いのろいのろくさいまぬるいまのろいスロー緩慢とろいまだるいまだるっこいにぶ緩徐遅緩スローモー遅遅ぼやぼや鈍重どんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりゆったり悠然悠悠/(2不心得不良不品行不身持ち不行儀不行状不行跡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ふしだら」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しだら

〘名〙 (形動)
① しまりのないこと。だらしのないこと。また、そのさま。
寧馨児(1894)〈石橋思案一二「所謂物事に不仕鱈(フシダラ)なるは、余の最も厭ひたる処にて」
② 品行の悪いこと。素行のおさまらないさま。また、その品行。
人情本・珍説豹の巻(1827)前「段々の不行跡(フシダラ)、知らぬ振して見るに忍びず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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