ぷいと(読み)プイト

デジタル大辞泉 「ぷいと」の意味・読み・例文・類語

ぷい‐と

[副]
急に不機嫌になるさま。「ぷいと横を向く」
ふいと」に同じ。
「呼び寄せておいて―立つのはひどい」〈蘆花思出の記
[類語]ぷりぷりぷんぷんかんかんかちんかっかかりかりかっとぷんとつんとつんつんつんけんつっけんどんけんけんけんもほろろむしゃくしゃ邪険むげに意地悪素気すげ無いそっけないつれないよそよそしいにべないけんもほろろ冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう意地悪い刺棘とげとげしい・取り付く島も無い・ないがしろ白い目で見るかろんずる

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精選版 日本国語大辞典 「ぷいと」の意味・読み・例文・類語

ぷい‐と

〘副〙
行為動作が突然で素早いさまを表わす語。急に。
※雑俳・卯の花かつら(1711)「門口へ戻ると被ぷいととる」
② 特に、不機嫌に急に顔をそむけたり、急に立ち去ったりするさまを表わす語。
其面影(1906)〈二葉亭四迷〉六「何だ馬鹿々々しいと言はぬばかりに、プイと又此方を向いて了ふ」

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