ほうおう(鳳凰)座(読み)ほうおうざ

改訂新版 世界大百科事典 「ほうおう(鳳凰)座」の意味・わかりやすい解説

ほうおう(鳳凰)座 (ほうおうざ)
Phoenix

略号Phe晩秋の地平線近くに見える南天星座鳳凰という名はギリシア神話にあらわれる不死鳥フォイニクスのことで,500年ごとに火中に身を投じて生命を新たによみがえらせるという。ドイツ天文学者J.バイヤーが星図《ウラノメトリアUranometoria》で新設した南天12星座の一つである。α星ザウラクが光度2.4等で,ほかには目につく輝星はない。概略位置は赤経1h0m,赤緯-48°。午後8時の南中は12月上旬である。
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百科事典マイペディア 「ほうおう(鳳凰)座」の意味・わかりやすい解説

ほうおう(鳳凰)座【ほうおうざ】

12月上旬の夕方,南の地平線近くに見える星座。不死鳥(フェニックス)をかたどる。

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