よのう(読み)ヨノウ

デジタル大辞泉 「よのう」の意味・読み・例文・類語

よ‐のう〔‐なう〕

[連語]終助詞「よ」+終助詞「のう」》感動詠嘆の気持ちを込めて、念を押す意を表す。…(だ)ねえ。
「ましてはわとても尋ねぬ―」〈謡・隅田川

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精選版 日本国語大辞典 「よのう」の意味・読み・例文・類語

よ‐のう‥なう

  1. ( 間投助詞「よ」と「のう」が重なったもの ) 深い感動をこめて聞き手に働きかける。
    1. [初出の実例]「親類とても尋ね来ず、まして母とても尋ねぬよのう」(出典:謡曲・隅田川(1432頃))

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