アイ・しげる・たちこめる(漢字)

普及版 字通 の解説


20画

[字音] アイ
[字訓] しげる・たちこめる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(謁)(えつ)。〔説文〕三上に字を言部に属し、「臣、力を盡すことの美なり」とし、声とする。〔詩、大雅、巻阿〕「たる王の多吉士」の義によって解するが、字の本義は、草木の盛んに茂るさまをいう。

[訓義]
1. しげる。
2. たちこめるように茂る。もののたちこめるさまをいう。

[古辞書の訓]
名義抄 タナビク・サカリ・オホキナリ・イロヤム・カクル・クラシ・オホフ 〔字鏡集〕 ヲホキナリ・シゲシ・タナビク・サカリ・マサリ・イロ・カクル・クラシ・オホフ・サカユ・ヤム

[語系]
をまた曖曖に作り、(あんあい)を靄(あんあい)に作る。・靄at、曖tは声義近く、一系の語である。

[熟語]

[下接語]
・暗・闇・隠・翳・遠・森・紛・暮・芳・黝・杳・窈・流・淪

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android