デジタル大辞泉の解説
アカデミー‐しょう〔‐シヤウ〕【アカデミー賞】
アメリカ映画芸術科学アカデミーが最優秀映画作品・俳優・監督などを選んで毎年与える賞。1927年創始。受賞者に贈られる彫像の名から、オスカー賞ともいう。
◆アカデミー賞を受賞した日本人・日本映画
| 受賞回(年度) | 受賞者・作品 | 部門 |
| 第24回(1951) | 「羅生門」(黒沢明監督) | 名誉賞 |
| 第27回(1954) | 「地獄門」(衣笠貞之助監督) | 名誉賞 |
| 同 | 和田三造(「地獄門」) | 衣装デザイン賞 |
| 第28回(1955) | 「宮本武蔵」(稲垣浩監督) | 名誉賞 |
| 第30回(1957) | ナンシー梅木(「サヨナラ」) | 助演女優賞 |
| 第58回(1985) | ワダエミ | 衣装デザイン賞 |
| 第60回(1987) | 坂本龍一(「ラストエンペラー」) | 作曲賞 |
| 第62回(1989) | 黒沢明 | 名誉賞 |
| 第65回(1992) | 石岡瑛子(「ドラキュラ」) | 衣装デザイン賞 |
| 第71回(1998) | 「ザ・パーソナルズ」(伊比恵子監督) | 短編ドキュメンタリー賞 |
| 第75回(2002) | 「千と千尋(ちひろ)の神隠し」(宮崎駿(はやお)監督) | 長編アニメーション賞 |
| 第81回(2008) | 「つみきのいえ」(加藤久仁生監督) | 短編アニメーション賞 |
| 第81回(2008) | 「おくりびと」(滝田洋二郎監督) | 外国語映画賞 |
知恵蔵2010の解説
1927年に米国で発足した映画芸術科学アカデミーが年1回、映画人たちに授与する映画賞。発足当初は労働組合対策が目的だったが、活動の中に付加されていた優れた業績に対する表彰「アカデミー賞」が中心行事に変わっていった。第1回授賞式は29年、ハリウッドのルーズベルトホテルで開催。52年にテレビ中継が始まると、ショー的要素が強まり、映画界最大のイベントへと発展していった。投票にかかわる会員は約5000人。授賞部門数は24。ほかに名誉賞などが、適宜授与される。授賞会場は、2002年からハリウッドのコダック・シアターに変更になった。同賞には公認映画祭が世界に約60あり、日本にも広島国際アニメーションフェスティバルとショートショートフィルム・フェスティバルがある。公認映画祭の受賞作はアカデミー賞ノミネートの選考対象になるメリットがある。
(
宮本治雄映画ライター
)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2007」
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