アッペツチャシ跡(読み)あつぺつちやしあと

日本歴史地名大系 「アッペツチャシ跡」の解説

アッペツチャシ跡
あつぺつちやしあと

[現在地名]沙流郡門別町字正和

厚別あつべつ川の上流約一五キロの右岸、標高約一三〇メートルの小山に位置する。チャシ(砦)跡は東に厚別川、西に厚別川支流ホロカナイ川が流れ、南西部に狭隘な馬の背状の尾根が連なる形状から丘頂式に分類されている。チャシ自体は急峻な小山の頂上に位置するが、頂上には東西に約五〇メートル、南北に約四〇メートルの長方形を呈した緩斜面が広がり、その周囲に幅約一・五メートル、深さ約一メートルの空壕が半円形に設けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android