アルカソヴァス条約(英語表記)Alcáçovas

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アルカソヴァス条約」の解説

アルカソヴァス条約(アルカソヴァスじょうやく)
Alcáçovas

1479年,ポルトガル国王アフォンソ5世スペインカトリック両王との間で結ばれた条約。ポルトガルはカスティリャ王位に関する権利を放棄すると同時に,マデイラ諸島アソレス諸島領有が認められ,一方,スペインにはカナリア諸島の領有とグラナダ王国征服が認められた。カナリア諸島より南側をポルトガル,北側をスペインの活動範囲と定めたが,のちに教皇子午線およびトルデシリャス条約によって修正された。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android