ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アーガー・ハーン3世」の意味・わかりやすい解説
アーガー・ハーン3世
アーガー・ハーンさんせい
Āghā Khān III, Sultan Muhammad Shāh
[没]1957. スイス,ベルソワ
イスラム教イスマーイール派の教主。 1902年からインド総督の立法参事会のメンバーとなり,06年インド国民会議派に対抗してインド・ムスリム連盟の結成に参加して,その総裁をつとめた。イギリスとの協調政策をとって,08年中央,地方の立法議会の議員選挙にはイスラム教徒が他と分離して投票することを認めさせた。 13年連盟を脱退して,保守的な政党をつくったが,民族運動の激化によって,その政治活動はふるわず,その後は主として外国で活動した。
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