インヒビン(英語表記)inhibin

翻訳|inhibin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インヒビン」の意味・わかりやすい解説

インヒビン
inhibin

脳下垂体前葉ホルモンである卵胞刺激ホルモン (FSH) の分泌を調節する蛋白質卵巣精巣で作られ,黄体形成ホルモン影響を与えることなく FSHの分泌を特異的に抑制する。副作用の少ない男性避妊薬としての応用が期待されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典 「インヒビン」の解説

インヒビン

 精巣のセルトリ細胞,卵巣の顆粒膜細胞から分泌される糖タンパク質ホルモンで,下垂体に作用して卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制する.A,Bの2種が知られている.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android