エールフランス(その他表記)Air France

翻訳|Air France

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エールフランス」の意味・わかりやすい解説

エールフランス
Air France

フランスを代表する航空会社。正式名称 Compagnie Nationale Air France。1933年民間航空 5社が合併して設立され,第2次世界大戦後の 1948年フランス政府が株式の 70%を保有する国営企業となった。戦後まもない 1945年にパリロンドン線を再開,1946年からはパリ―ニューヨーク線の運航を開始。そして 1976年から 2003年までイギリス・フランス共同開発の超音速旅客機コンコルドを運航した。1990年代には,当時いくつかに分かれていたエールアンテール,UTAなどの国営航空会社をエールフランス・グループに統合,1997年までにエールフランス 1社にまとめ,1999年株式の一部を公開した。21世紀に入ると,政府はエールフランスの民営化計画を進め,2004年オランダ航空の株式の大半を買い取りエールフランス‐KLMグループを形成,フランス政府の持株比率を 20%以下とした。その後も双方姉妹会社として従来どおり別個の名前で運営しながら,緊密な協力体制をとっている。パリのシャルルドゴール空港とアムステルダムスキポール空港拠点として,2011年初現在,世界 105ヵ国 240都市に乗り入れており,保有機は約 250機。

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百科事典マイペディア 「エールフランス」の意味・わかりやすい解説

エール・フランス[会社]【エールフランス】

フランスの国営航空会社。1933年民間の4航空会社を合併し成立,1945年国営となった同国最大の航空会社。日本乗入れは1952年。世界83ヵ国に198の路線を持つ。1997年に国内線の国営会社Air Interと合併。1999年から一部民営化され,政府の株式保有率は54%。本社パリ。2003年3月期売上高126億8700万ユーロ。2004年5月持株会社〈エール・フランス−KLM〉の下でKLMオランダ航空経営統合デルタ航空,アリタリア・イタリア航空,大韓航空などと航空連合スカイチームを構成

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