オルガノゾル

デジタル大辞泉 「オルガノゾル」の意味・読み・例文・類語

オルガノゾル(organosol)

コロイド粒子がアルコールエーテルなどの有機溶媒に分散したもの。有機ゾル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「オルガノゾル」の解説

オルガノゾル
オルガノゾル
organosol

】一般に,有機溶媒を分散媒とするゾルをいう.【プラスチゾルに揮発性の低沸点希釈剤を加えたゾル.プラスチゾルの主成分が樹脂粉末-可塑剤であるのに対し,樹脂粉末-可塑剤-希釈剤の3成分(同時混合)からなる.組成によって,硬質から軟質のものがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオルガノゾルの言及

【ゾル】より

…金コロイド,ポリスチレン・ラテックスの分散系のように,固体の分散粒子が液体の分散媒に浮遊するコロイド分散系で,流動性に富む場合をゾルといい,流動性に乏しく重力に抗して形状を維持できる場合をゲルという。水を分散媒とするものをヒドロゾルhydrosol,ベンゼンや植物油など有機溶媒を分散媒とするものをオルガノゾルorganosolという。ヒドロゾルのうち,金や酸化鉄のゾルのように,比較的不安定で微量の電解質の添加により容易に凝結するものを疎水性ゾルhydrophobic solといい,ゼラチン水溶液のように,非常に安定で大量の電解質の添加によって初めて塩析されるものを親水性ゾルhydrophilic solという。…

※「オルガノゾル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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